統計調査委員会
会務内容
本委員会は、小児末期腎不全(ESRD)患者の実態を把握することを主たる目的として、2007年6月に新たに設置されました。2006年から2011年末までの期間中に新規発生した20歳未満の小児ESRD患者の把握を目的とした第1回目の実態調査を2012年に実施しました。その後、2014年、2018年にはそれぞれ2012年~2013年末までの2年間および2014年~2016年末までの3年間に新規発生した患者の実態調査を行いました。また、2014年、2018年の調査では新規発症者の調査とともに第1回、第2回の調査で把握された2006年以降の患者の予後調査を実施し、結果の解析を行いました。2017年の夏からはIPNA RRT Global Registryへ参加しています。現在、2017年~2021年末までに新規発症した症例の第4回実態調査と第3回までに実態調査把握された患者を対象とした第3回予後追跡調査を行っています。蓄積されてきた小児末期腎不全患者レジストリの集積を継続しつつ、さらに発展させることを考えています。
委員会からのお願い・ご案内
前述したように、第4回新規症例実態調査と第3回予後追跡調査を現在実施中です。今回の調査から、オンラインによる症例登録を実施しています。何卒ご協力をお願いいたします。何かご不明な点があれば学会事務局(jspn[あ]secretariat[ど]ne[ど]jp([あ] を @ に,[ど] を . に変えてください。))までご連絡ください。大変お忙しい中恐縮ですが、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
委員会からの報告活動状況に関する報告
統計調査委員会設立の経緯と活動状況に関する報告. 日本小児腎臓病学会雑誌22: 222-225, 2009
小児末期腎不全患者の実態調査: 今までの経緯と今後の予定. 日本小児腎臓病学会雑誌29: 123-124, 2016
委員会からの報告
活動状況に関する報告
- 1)
- 統計調査委員会設立の経緯と活動状況に関する報告. 日本小児腎臓病学会雑誌22: 222-225, 2009
- 2)
- 小児末期腎不全患者の実態調査: 今までの経緯と今後の予定. 日本小児腎臓病学会雑誌29: 123-124, 2016
小児末期腎不全調査に関する報告
- 3)
- 2006年~2011年末までの期間中に新規発生した20歳未満の小児末期腎不全患者の実態調査報告. 日本小児腎臓病学会雑誌 26: 330-340, 2013
- 4)
- 本邦小児末期腎不全患者の疫学調査報告: 特に腎移植に関して. 日本臨床腎移植学会雑誌1: 273-281, 2013
- 5)
- 本邦小児末期腎不全患者の疫学踏査報告: とくに透析療法に関して. 透析会誌47: 167-174, 2014
- 6)
- End-stage renal disease in Japanese children: a nationwide survey during 2006-2011. Clin Exp Nephrol 19: 933-938, 2015
- 7)
- Clinical characteristics at the renal replacement therapy initiation of Japanese pediatric patients: a nationwide cross-sectional study. Clin Exp Nephrol 24; 82-87, 2020
- 8)
- Survival analysis among pediatric patients receiving kidney replacement therapy: a Japanese nationwide cohort study. Japanese Society of Pediatric Nephrology. Pediatr Nephrol. 2022. doi: 10.1007/s00467-022-05568-4