学会誌と刊行物

出版と倫理に関する方針

倫理方針

日本小児腎臓病学会雑誌は日本小児腎臓病学会の学術水準を代表している。
本誌に原稿を投稿する前に、著者は本誌の方針を読み、遵守していることを確認しなければならない。
編集委員がこれらの方針に準拠していないと判断した原稿に対し、本誌は査読なしで却下、または撤回する権利を保持する。
本誌の著者、編集委員、査読者、出版者が被る研究倫理および出版倫理に関する責任を以下に示す。本誌へ投稿される原稿は、いかなる言語においても原稿の一部または全部が未発表・未発行の内容であり、本誌以外の媒体において出版が検討されていないものに限る。
当該原稿が本誌以外の媒体において出版検討中、出版中、または発表された場合、著者は編集委員にその旨を伝えなければならない。ただし、プレプリントサーバでの原稿の公開についてはその対象外とする(投稿規定内「プレプリント」の項を参照)。
日本小児腎臓病学会雑誌において当該原稿の掲載可否が最終的に決定される前に他の媒体へ投稿することを選択した場合、著者はまず日本小児腎臓病学会雑誌から原稿を取り下げなければならない。

著者資格

本誌へ投稿された原稿は、全ての著者が著者リストについて承認したものと見なす。原稿投稿後の著者リストの変更(著者名の追加や削除、著者順の再配置など)は、著者全員および編集委員の承認を得る必要がある。

著者は、国際医学雑誌編集者委員会(ICMJE)の「著者と研究貢献者の役割の定義」に関する勧告を検討することが推奨される。ICMJEは、オーサーシップ(著者資格)は次の4つの基準に基づくことを推奨している。

論文の構想やデザイン、あるいは当該研究のデータ取得、分析、解釈に実質的に貢献していること。
科学的に重要な内容について草稿を作成したり、批判的に改訂したりすること。
最終版の原稿の出版を承認すること。
当該論文に関する全てに責任を負うことに同意すること。4つの基準を全て満たした研究貢献者は、原稿の著者とすべきである。4つの基準を全て満たしていない研究貢献者は原稿の著者とせず、代わりに謝辞のセクションに記載すべきである。

人と動物を対象とした実験

人を対象にした論文は、世界医師会総会(World Medical Assembly)において承認されたヘルシンキ宣言(1964年承認、2000年10月修正)の精神に則って行われた研究でなければならない。 臨床研究論文では、研究への参加および研究の公表に関して参加者からインフォームドコンセントを得たこと、また、倫理委員会、治験審査委員会等の承認を得た旨を、論文中に明記し倫理審査番号、承認日を原稿に記載すること。あわせて承認書のコピーを編集室に提出すること。診療記録のみを用いた後方視的観察研究であっても、統計処理などを要する場合は倫理審査が必要である。
症例報告で侵襲や介入等、研究を目的とする行為を伴う場合や、比較検討・統計解析を行っている場合には、対象症例数に関わらず「生命科学・医学系指針」が適用となるため、倫理委員会の承認が必要となる。

また、動物を用いた研究については、「実験動物の飼育及び保管並びに苦痛の軽減に関する基準」(平成18年4月28日環境省告示第89号)等を遵守して行われた研究であることを原稿に明記しなければならない。
著者は、動物または動物由来の物質を用いた実験を記載した原稿について、その研究が著者の所属機関の承認するガイドラインに沿って実施されたことを示す必要がある。

著作権とオープンアクセスについて

日本小児腎臓病学会雑誌は完全オープンアクセスであり、クリエイティブ・コモンズ(CC)ライセンスを使用している。このライセンスは、利用者が本誌に掲載された論文を無償かつ出版者や著者の事前承諾を得ることなく使用、再利用を許可するものである。

著作権とライセンシング
掲載された論文の版権及び著作権は日本小児腎臓病学会に属する。本誌は完全なオープンアクセス誌であり、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CC-BY-NC-SA、 表示-非営利-継承)を採用している。
著者は、自身の論文の著作権を全て日本小児腎臓病学会に譲渡するために、著作権譲渡契約書(CTA Copyright Transfer Agreement)に署名する必要がある。

著作権譲渡承諾書

CC-BY-NC-SAについて
https://creativecommons.org/licenses/by-nc-sa/4.0/deed.ja
このライセンスでは、 本誌に掲載された論文を条件付きで利用・再利用することが可能で、その利用は無料であり、出版社や著者から事前承認を求める必要もない。
営利目的の利用を希望の場合は、掲載著作物の複写に関する権利を委託している一般社団法人学術著作権協会へ申請を必須とする。

助成機関によっては、助成を受けた論文を特定のクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下で公開することを要求していることがある。関連する助成機関への確認は、投稿する前に著者自身によって行われる必要がある。

利益相反

透明性の観点から、本誌では全ての著者に、投稿した原稿に関連する競合または利益相反がある場合、その旨を宣言することを求めている。

利益相反に関する規則

利益相反は、著者の公平な研究の実施および報告に影響を及ぼす可能性のある状況が顕在する/認識されている/潜在する場合に生じる。利害の衝突の可能性としては、商業的または財務的な利害の競合、商業的な所属、コンサルティングの役割、株式の所有等が例として挙げられる。

著者は、自分の論文のための全ての資金の出所を原稿の謝辞のセクションに記載する必要がある。投稿時に、代表責任者と著者全員が署名した「著作権譲渡承諾書」に必要事項を記入しPDF形式にして添付すること。投稿論文に関する全責任は、代表責任者が負う事とする。利益相反に関する開示についても、該当の有無に関わらず「日本小児腎臓病学会雑誌著者・学術集会演者︓自己申告によるCOI報告書」(COI報告様式2)に記入しPDF形式にして添付すること。
著作権譲渡承諾書と利益相反に関する開示文書はリンクからダウンロードすること。

著作権譲渡承諾書
COI報告様式2

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