理事長挨拶

理事長挨拶

一般社団法人日本小児腎臓病学会
理事長 服部元史(東京女子医科大学腎臓小児科教授)


2018年(平成30年)6月より一般社団法人日本小児腎臓病学会の理事長に就任いたしました。新体制の発足にあたり、理事長としての抱負を述べさせて頂きます。

 日本小児腎臓病学会の使命(mission):本学会の最大の使命(mission)は、日本全国すべての地域で生まれ育っている子ども達とそのご家族が、安心して良質な小児腎臓病診療が受けられるようにすることです。

 使命(mission)達成のために必要なこと:この使命(mission)を達成するためには、小児腎臓病診療レベルのさらなる向上、小児腎臓病診療体制の整備と強化、小児腎臓病研究のさらなる発展、そして人材の確保と育成が必要不可欠です。

 理事長就任の背景:本学会は1967年に設立され、多くの先生方のご尽力で社会に貢献する学術団体として大きく発展し、2012年には法人化されました。しかし法人化して日が浅く、本学会の組織、財務、事務の体制はやや弱い点があります。さらに、2014年には、日本専門医機構が設立されて新しい専門医制度が始まりつつあります。このように、本学会内外の環境はここ数年大きく変化しています。
 本学会の使命(mission)を達成するためには力強い学会運営が必要不可欠であるため、これからの2年間は、本学会のさらなる発展の礎となるよう、組織、財務、事務の体制整備と強化に軸足をおいた学会運営に尽力したく、強い意志と覚悟を持って理事長に就任いたしました。

 今後2年間の目標(goals):

  1. 全国47都道府県で小児腎臓専門医・指導医を確保(診療レベルの向上と診療体制の整備)
  2. 男性、女性医師を問わず会員全体のキャリアの形成と維持(人材の確保)
  3. 出産・子育て世代会員の再教育と復帰支援によるキャリアの維持(人材の確保)
  4. 若手小児科医の腎臓専門医へのリクルート(次世代の育成)
  5. 小児腎臓病学の一層の発展に向けて、これまでの事業(ガイドライン作成など)の継続・進展と小児腎臓病研究のさらなる促進
  6. 関連学会(成人診療科系と小児診療科系)と連携した新規事業の開拓
  7. 中期(5年)・長期(10年)目標の策定


 目標達成のための方策(strategy):

  1. 人材の幅広い登用と活躍推進(全国、全世代の女性・男性会員を対象)
  2. 出産・子育てなどでキャリアが中断した会員の復帰支援システムの構築
  3. 学会総会プログラム、教育委員会担当プログラム、分科会、各地区関連学会と連携した系統的教育プログラムの作成と教育資材の会員への提供(HPからのビデオ配信も含む)
  4. 各種委員会の役割を明確化したうえで、一部委員会の発展的改変と新たな委員会の設置(諸事案に対する個別の小委員会活動の導入など)、さらに各種委員会間の横断的な連携
  5. 関連学会(とくに日本腎臓学会)との強力なパートナーシップ体制の構築
  6. 柔軟かつ透明性の高い学会運営(細則の見直し、諸活動のルール策定と明文化など)

「すべての腎臓病の子ども達とそのご家族のために」との想いで、本学会の使命(mission)達成に向けて、一意専心で、学会運営に尽力する所存です。会員の皆さまのみならず、一般の方々を含め幅広くご指導とご鞭撻を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。

2018年(平成30年)7月



The 12th Japan-Korea Pediatric Nephrology Seminar 2014